Thursday, August 15, 2013

[08-14-13] Lean In

シェリル・サンドバーグの「Lean In」を読んでいる。友人が以前この本を読んだことをFacebookにポストしていて気になっていたもの。サッカーMomデビューした今週1時間半の練習、ドロップオフで対応するつもりでしたが、代わりに読書しながら練習風景をチェックすることにした。

「遠い夢、遠い目標を持つことは重要だ」

先日カイロの先生に、あなたはどんな人になりたいと思っているか?と聞かれ答えに詰まってしまった。決して完璧でないし、もっともっと素敵な女性になりたいと思う一方で、漠然と幼い頃に描いていた、結婚、出産、子育てとキャリアというか好きな仕事。もっと仕事でも、妻としても、母親としてもその一つ一つのクオリティーを上げる必要はあるものの、ベースにあるその「肩書き」に関していえば、思い描いていたものを全て手にいれてしまったのである。

唯一、セクシーボディは手に入っていないが(笑)、大きな病気もせず、皺や白髪が気になるわけでもなく、毎日は楽しいので文句のいいようがない。

でも、私の向上心はその昔、多分10年程前に比べると、非常に低いと思う。そんな自分が今時々好きでない。

サンドバーグは、「野心家と思われたり、言われることは女性にとって褒め言葉でない」と言っているが、私は就職活動をしていた頃、本当に野心家だったし、それを悪いとも思っていなかった。でも結局その変な自信と態度は、最終面接で出会う「おじさまたち」にとって、「使いづらい部下になるだろう」という印象を残すだけだったのだと、今振り返ると思う。

でもその体当たりな行動力や野心的なマインドがなければ、米国で何も出来なかったと思う。今はない。それに学生時代に希望していた商社ウーマンの職に無事に就いていたら、米国に10年住むことも、夫に出会ったり、今のキャリアを得ることも、かわいい息子に出会うこともなかっただろう。

息子が生まれてから、何度も自分の目標や、この先やってみたいことなどを漠然と考えてみたりしているのだが、あいにく毎回昔のようの分かりやすい目標や夢が描けない。子どもや家族を、やはり優先したいと思うから。なので行き当たりばったりで、最善を。

過去2年半くらい、そう思ってきた。息子を産み落とした直後は、私は恐ろしく仕事にやる気だったが、息子とママ友との緩いそれでいてなんとなく過ぎて行く心地いい日々は、徐々に私を変えていったようだ。いわゆる年をとって丸くなってこともあるし、理想と現実の狭間であきらめることを何度も経験し、何かにチャレンジすることを恐れてしまったのだろうか。

秋に10年ぶりに東京に住むことになるが、これは本当にいろいろな意味で私にとってチャンスかもしれない。

今はむしろ「もっと野心家でいたい」。あれもこれも手に入れるために、もっと動きたい。そのいい機会が訪れるかもしれないと思ったら、今からまた未来が楽しみだ。

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